スマホ契約の際に必ずと言っていいほど案内される
「補償」「セキュリティ」「クラウド」「サポート系サービス」。
しかし現役スタッフの視点でお伝えすると、
これらの多くはドコモ公式ではなく、代理店が扱う外部商材です。
そして外部商材には、代理店にインセンティブ(成果報酬)が発生する仕組みがあります。
つまり、スタッフからの案内が強めになるのは「お客様のスマホを守るため」だけではなく、
“代理店の数字を達成するため”という側面も大きいのです。
もちろん、すべてが悪いわけではありません。
ただ現場のリアルとして、料金とサービス内容が見合わないケースが多いという事実があります。
そのため案内を受ける皆様には注意していただきたいです。
なぜ外部商材が多いのか? → 代理店の収益構造が理由
多くのドコモショップは直営ではなく、代理店運営です。
端末販売や契約だけでは利益が薄いため、追加オプションで利益を出す仕組みが必要になります。
その結果、
- 外部の補償サービス
- 外部のセキュリティ
- サポートパック
- クラウド契約
これらを積極的に案内する文化が出来上がっています。
特に外部商材は代理店側にインセンティブが直接入るため、
スタッフも「今日〇件」といった目標を追いかけざるを得ません。
外部商材の何が問題なのか?
① 料金とサービスの質が合っていない
月500〜1500円程度のものが多く、年間で1万円以上かかることも当たり前。
実際はサービスの内容が粗悪なものも多いです。
例えばクラウドを無制限で借りれるサービスがありますが、実際クラウドに写真をあげると画質がかなり落ちます。
② 補償内容が薄い
いざという時に使える条件が厳しく、
「思ったより適用されない」ことが多い。
あとは補償を適用する手続きが複雑なことも多いです。
③ キャリア公式・メーカー保証の方が優秀
例:
- ドコモの「ケータイ補償」
- Appleの「AppleCare+」
これらは交換が早く、補償範囲も広く、信頼性も高い。
特にドコモに関しては、ケータイ補償があれば、修理不可の状態からデータ復旧ができたりもします。
④ 加入していることを忘れやすい
特にセキュリティ系は使用実感が薄いため、
「2年払って1回も使ってない」ケースが非常に多い。
スマホの補償も加入していることを忘れ、適用せずに修理してしますことも。
現役スタッフとしておすすめできる補償はこの2つだけ
はっきり言うと、補償系で本当に必要なのはこの2つだけです。
① キャリア公式の補償(ドコモならケータイ補償)
交換が速く、使える場面も多い。実際の満足度も高い。対応もスムーズ。
② メーカー保証(AppleCare+ など)
修理品質が高く、対応もスムーズ。
特にiPhoneユーザーはAppleCare+が最強。
これらで99%のトラブルはカバー可能。
外部商材をあえて追加する必要はほぼありません。
損しないためのチェックポイント
サービス加入時は、以下の3点だけ確認すれば大丈夫です。
- そのサービスは「ドコモ公式」か「外部商材」か?
- 使う可能性は本当にあるか?
- 使う際の手続きや責任は誰がするのか?
全てが粗悪なサービスとは言いませんが、公式以外のものを契約する時は要注意です。
まとめ|知らずに加入すると年間1〜2万円の損に…
外部商材が積極的に案内される背景には、
代理店の収益構造があります。
しかしユーザーとしては、
内容を理解したうえで必要なものだけを選べば、
無駄な支出を確実に削減できます。
補償やセキュリティは、
ショップで案内されたからといって、
すべてに加入する必要はありません。
あなたにとって必要なサービスだけを、冷静に選んでください。



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