「ahamoって結局、どんな人に向いてるの?」
ドコモのオンライン専用プランとして登場したahamo。安い・シンプル・30GBというイメージはあるものの、実際のターゲット像は意外と誤解されています。
この記事では、**STP分析(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)**を使って、ahamoの“本当のターゲット”を整理します。現役通信業界目線+中小企業診断士のマーケティング視点で深掘りするので、
- ahamoを検討中の人
- 格安SIMと迷っている人
- 通信業界の戦略を知りたい人
には特に参考になるはずです。
STP分析とは?(簡単に)
STP分析とは、
- S:Segmentation(市場の細分化)
- T:Targeting(狙う顧客層)
- P:Positioning(立ち位置)
を整理するマーケティングフレームワークです。
今回はこのSTPを使って、ahamoの立ち位置を明確にしていきます。
S:ahamoの市場セグメンテーション
まずはスマホ回線市場を、いくつかの軸で分けてみます。
① 価格感度
- 高い(とにかく安さ重視)
- 中程度(安い方がいいが品質も欲しい)
- 低い(価格より安心・サポート重視)
② サポートニーズ
- 店舗サポート必須
- 最低限でOK
- 基本的に不要(自己解決できる)
③ データ利用量
- 〜5GB
- 10〜30GB
- 50GB以上
④ デジタルリテラシー
- 低い(設定が不安)
- 普通
- 高い(オンライン完結OK)
この切り口で見ると、スマホ回線市場は
- 大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)
- オンライン専用プラン(ahamo・povo・LINEMO)
- 格安SIM(MVNO)
に分かれます。
T:ahamoが狙っているターゲット
では、ahamoはどこを狙っているのか。
結論から言うと、ahamoのメインターゲットは以下です。
ahamoの本当のターゲット像
- 20〜40代
- スマホ操作にそこそこ慣れている
- 店舗サポートは基本不要
- 毎月30GB前後使う
- 格安SIMは不安で、品質もある程度は確保したい
ここが重要ですが、ahamoは
👉 「とにかく安くしたい人」向けではありません。
格安SIMユーザーとは違う
価格だけを見ると、ahamoは格安SIMより高いです。
それでも選ばれる理由は、
- ドコモ回線の品質
- 昼休みでも速度が落ちにくい
- インターネットのセット割引等を必要としない
つまり、
“品質重視だけど、月々を安くしたい層”
がドンピシャのターゲットです。
P:ahamoのポジショニング
では、ahamoは市場でどんな立ち位置なのか。
価格 × 品質で見るポジション
- 大手キャリア:高価格 × 高品質 × フルサポート
- 格安SIM:低価格 × 品質バラつき × サポート最小
- ahamo:中価格 × 高品質 × サポート最小
ahamoは、
👉 「ドコモの品質を保ったまま、店舗と手厚いサポートを切り捨てたプラン」
という明確なポジションを取っています。
なぜ30GBなのか?
30GBという容量設定も絶妙です。
- 少なすぎると不安
- 多すぎると価格が上がる
動画・SNS・地図・Web検索を普通に使う層にとって、30GBは“足りる安心ライン”。
ここにもターゲット設計の巧さが見えます。
実際現場で働いていても、30Gで収まる方は非常に多いです。
ahamoが「向いている人」
STP分析を踏まえると、ahamoが向いているのはこんな人です。
- 月30GB前後使う
- 昼や夕方でも通信速度を重視したい
- オンライン手続きに抵抗がない
- 店舗サポートは基本使わない
- ドコモ回線の安心感は欲しい
ahamoが「向いていない人」
逆に、以下の人は注意が必要です。
- スマホ設定が苦手
- ドコモショップに高頻度で行く
- インターネット割引など、ドコモサービスでまとめている方
この場合は、
- ドコモの通常プラン
- 店舗対応可能なサブブランド
- 一部の格安SIM
の方が満足度は高いでしょう。
まとめ|ahamoは誰向けなのか
最後に結論です。
ahamoは、
「通信品質は妥協したくないが、無駄なサポートや料金は削りたい人」
のためのプラン。
格安SIMとも大手キャリアとも違う、**“中間層を的確に狙った戦略商品”**と言えます。
STP分析で見ると、ahamoは決して万人向けではありません。
だからこそ、ハマる人には非常に満足度が高い。
もしあなたが
- 料金と品質のバランスを重視したい
- オンライン完結でも問題ない
なら、ahamoは有力な選択肢になるでしょう。




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