ブランドの拡大で新市場へ参入!!電気・ガス

携帯キャリアの電気・ガスはお得?仕組みと注意点を診断士目線で徹底解説

スマホ料金だけでなく、いまや 電気・ガスも“携帯キャリア”で契約する時代 になりました。

  • ドコモで電気
  • auで電気
  • ソフトバンクで電気
  • 楽天で電気・ガス

どれも聞いたことがあるけれど、

「結局どれがお得なの?」

「電力会社と何が違うの?」

「仕組みはどうなってる?」

こう思っている人は多いはず。実際現場でも、「電気やガスの料金をまとめれるのは知っているけど、どうしたらいいかわからない」って方はすごく多いです。そしてそのまま契約を変えず放置。。。。

これ。かなり損です!!!!その理由を見ていきましょう!!

この記事では、通信業界の現場視点 × 中小企業診断士の分析視点の両方から携帯キャリアの電気・ガスの仕組みとメリット・デメリットをわかりやすく説明します。


1. 結論:携帯キャリアの電気・ガスは“セット割ビジネス”

携帯キャリアが電気・ガスを始めた理由は一つ。

「顧客囲い込み(スイッチングコストの上昇)」のため。

スマホの料金は値下がり競争で利益が減り、顧客が別キャリアに乗り換えやすくなった。

そこでキャリアは以下の戦略を取った

「スマホ × 電気 × ガス」をセットで契約すると安くします!

別キャリアに移りにくくなる

安定収益源が増える

これがまさに診断士的にいう

クロスセル(追加販売)

LTV最大化(顧客生涯価値の向上)


2. それぞれの携帯キャリアはどう電気を仕入れている?仕組みは“再販”

ここが勘違いポイント。携帯キャリアが発電しているわけではありません。

全キャリアがやっているのはこれ

大手電力会社から電気を仕入れて、自社ブランドで再販(代理販売)するだけ。

たとえば

  • ドコモ → 東京電力の電気を販売(ドコモでんき)
  • au → 親会社KDDIのエネルギー事業「auでんき」
  • ソフトバンク → SBパワー
  • 楽天 → 楽天でんき(楽天エナジー)

つまり中身はほぼ電力会社と同じ。

ブランドが違うだけ。


3. 携帯キャリアの電気・ガスのメリット

ここからはユーザー視点 & 診断士視点の双方で整理。


目次

メリット① セット割で料金が下がる

各キャリアが一番強く推す部分。

  • ドコモでんき → dポイント還元
  • auでんき → UQ・auのスマホセット割
  • ソフトバンクでんき → おうち割光セットと連動
  • 楽天でんき → ポイント高倍率

スマホとセットにすると実質月100〜400円安くなることが多い。


メリット② ポイントが貯まりやすい

  • dポイント
  • Pontaポイント
  • PayPayポイント
  • 楽天ポイント

ポイント経済圏を使っている人にとってはかなり有利。


メリット③ 手続きが簡単(ショップ・ECで完結)

携帯キャリアの強み=客との接点が多いこと。

  • ドコモショップ
  • auショップ
  • ソフトバンクショップ
  • オンライン手続き

顧客接点(チャネル)でのクロスセルがしやすい。診断士的にいうと

店舗の“客単価向上”と“購買回遊性”が図れる。


4. 携帯キャリアの電気・ガスのデメリット

もちろん見えにくい欠点もある。


デメリット① 電力量そのものは安いとは限らない

キャリアは“発電や送電”をしていないので根本的に電気料金がめちゃ安いわけではない。

セット割があるから実質安いだけで、単体プランの料金は普通。


デメリット② 電気会社を乗り換えるとスマホのセット割も消える

電気を辞めるとスマホ割引もなくなり…

スマホ料金が上がる → 結果的に高くなることもある

これがまさにスイッチングコストのロックイン戦略。


デメリット③ キャリア変更の自由度が下がる

ahamo・UQ・povo・LINEMOなど“格安プラン”を選びにくくなる。

結果、長期的に見るとキャリア側が優位な仕組み。


5. 診断士目線:携帯キャリアの電気・ガスは「経済圏ビジネスの最終形態」

携帯キャリアが狙っているのは、

✔ スマホ✔ 光回線✔ 電気✔ ガス✔ クレカ✔ 保険✔ EC✔ ポイント経済圏

すべてをくっつけて**“ライフライン丸ごと囲い込み”**するモデル。

これはまさに診断士のフレームワークで言うと

  • LTV最大化
  • ロイヤルティ向上
  • 解約率低下
  • 総合プラットフォーム戦略

をぜんぶ一気に満たす。


6. どんな人が携帯キャリアの電気・ガスを選ぶべき?

■おすすめ

  • ポイント経済圏を使い倒したい人
  • ショップで相談しながら決めたい人
  • スマホ同一キャリアで家族まとめている家庭
  • 手続き簡単・一本化が好きな人

■向かない

  • 関西電力や大阪ガスなど地域事業者が安心できる人(現場では1番多い)
  • 電力を最安にしたい人

まとめ

  • キャリアの電気・ガスは“セット割でお得”だが“単体料金は普通”
  • 目的は顧客囲い込みとLTV最大化
  • 手続きとポイントの利便性が強い
  • 電力会社から仕入れた電気を再販しているだけ
  • キャリア変更の自由度は下がるので注意
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

現役ドコモショップスタッフ、**中小企業診断士(一次試験合格・二次試験結果待ち)**として、

中小企業・個人事業主向けの支援を目指しています。

通信業界の経験から「良いサービスが、正しく選ばれる仕組みを作りたい」と考え、中小企業診断士の学習とWebマーケティングに取り組んでいます。

• 診断士の知見を活かした経営・戦略視点・補助金

• WordPressを活用したHP制作・情報発信

を組み合わせ、集客・情報発信に悩む中小企業・個人事業主の支援を目指しています。

コメント

コメントする

目次