スマホショップで日々お客様と向き合っていると、必ず質問されるのが
「補償って入った方がいいんですか?」 というもの。
結論から言えば、補償は“全員に必須”ではありません。
ただし、入ったほうが絶対に安心できるタイプの人がいるのも事実です。
この記事では、現場スタッフならではの目線で
「補償が必要な人の特徴」「不要な人の特徴」 をわかりやすく解説していきます。
■ 補償に入るべき“本当に必要な人”の特徴
① スマホの落下・紛失経験がある人
過去に1回でも
- 画面割れ
- 水没
- 紛失・盗難 を経験した人は、 高確率でまた同じトラブルが起きます。
ショップスタッフの体感では、
一度落として壊した人はまた壊します。
クセとか使い方の傾向で、ほぼ再発するんですよね。
しかも最近のスマホは10万円超えが当たり前。
修理費も
- 画面修理:2〜5万円
- 背面割れ:1〜3万円
- 基盤修理:3〜7万円 と高額。
過去に壊した経験がある人は、補償が“保険”として働きます。
② ケースやフィルムを付けない“裸族”タイプ
「デザインが好きだからケースを付けたくない」
「フィルムは見た目が変わるから貼らない」
そんな“裸持ち”の人は、
補償ほぼ必須。
どれだけ扱いに自信があっても、
スマホは“他人の動き”や“環境要因”で落ちることがあります。
・電車でぶつかられて落とす
・子どもに触られて落ちる
・机の上で滑って落ちる
自分の注意だけでは守れないのがスマホです。
③ カバンではなくポケットに入れて持ち歩く人
ポケット運用は
- 浅いポケットから落下
- 座ったときに圧迫
- 雨で濡れる
など、とにかく故障リスクが高い。
特にメンズのスキニー系パンツは座った瞬間の圧力で
背面割れが多発します。
ポケット勢は補償の恩恵が大きいです。
④ スマホを2年以上使うつもりの人
長く使うほど故障リスクは積み上がります。
3〜4年使う人にとって補償は“安心料”というより必要経費に近い。
買ってすぐ1万円出すより、
「壊れたときに5万円払う」方が精神的にも金銭的にもダメージが大きいです。
⑤ iPhoneユーザー
iPhoneは修理費が高いことで有名。
画面だけで4万円超える機種も。
Androidはメーカー独自補償が強かったり、部品価格が安いものもありますが、
iPhoneはとにかく高額なので補償の価値が高い。
■ 逆に、補償が不要なタイプは?
① 歴代スマホを壊したことが一度もない人
意外といます。
「10年以上スマホ使ってるけど壊したことない」
こんな慎重派は補償なしでも大丈夫。
ただし、スマホ価格が年々上がっているので
「保険だと思って入る」のもあり。
② 買い替えサイクルが“1年未満”の人
毎年最新スマホに乗り換える人は補償の恩恵が薄い。
壊れる前に機種変更するからです。
ただし、最近のスマホは納期や在庫が読めないことも多いので
不安ならライトな補償プランだけ付けるのもアリ。
③ 常に手帳型ケース+ガラスフィルムの“完全防御”タイプ
ほぼ壊れません。
ただし水没や紛失は別問題なので、不安なら簡易補償だけで十分です。
■ スタッフ目線での“本音”
正直、補償を「入るべき人」と「入らなくてもいい人」はハッキリ分かれます。
スタッフとしては、
無理に入ってほしいとは思っていません。
ただ、毎日のように“補償に入っていなくて後悔するお客様”を見ているのも事実。
特に多い後悔パターンはこれ↓
- 画面割れ → 修理4万
- 水没 → データ復旧不可
- 紛失 → 本体購入14万円
これらは補償入っていれば数千円で済むケースがほとんど。
「大丈夫だと思ってたんです…」
と落ち込む姿を何度も見てきました。
だからこそ、
自分の使い方のクセを冷静に考えるのが大事です。
■ 結論:補償は“性格と使い方”で決めるのが正解
- よく落とす
- ポケット運用
- 裸で使う
- 長期利用
- iPhone
このあたりに当てはまる人は、補償加入の価値が高い。
逆に、
- 慎重で全く壊したことがない
- 毎年買い替える
- 完全防御ケース
というタイプなら補償なしでもOK。
ただ現場では、補償外した数日後に故障した方も多いのでやはりつけておくのが無難な気がします。
ちなみに僕は補償に入っています。なぜならドコモのスマート補償が優秀すぎるからです。
これに関してはまた別の記事でご案内しますね。



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