― なぜ両社は手を組んだのか?その狙いとユーザーへの影響 ―
Amazonとドコモの提携は、ニュースとしては知っていても
「結局、何がどう変わるの?」
「ユーザーにとって得なの?損なの?」
と感じている人も多いはずです。
本記事では、**中小企業診断士の視点(経営・戦略)**と、現役ドコモスタッフの現場視点を掛け合わせて、Amazon×ドコモ提携の本質を分かりやすく、筆者なりに解説します。
あくまで筆者の解釈になっているので、ご理解の上、記事をお楽しみください。
Amazonとドコモの提携内容を簡単に整理
まず、今回の提携のポイントを整理します。
- ドコモがAmazonの株式を一部取得
- dポイントとAmazonの連携強化
- Amazon利用時にdポイントが貯まる・使える
- ドコモ経済圏とAmazon経済圏の接続
一言で言うと、
👉 「ドコモがAmazonを“経済圏の中”に取り込もうとしている」
これが本質です。
【診断士視点】なぜドコモはAmazonと組んだのか?
① 通信事業だけでは成長が限界
ドコモは通信会社ですが、
- 人口減少
- 料金値下げ圧力
- ahamoなど低価格プランの普及
により、通信だけで利益を伸ばすのは限界に近づいています。
そこで重要になるのが
👉 「非通信領域(スマートライフ事業)」
Amazonはこの非通信領域の“最強プレイヤー”です。
実際、店舗で働いていてもドコモのスマートライフ事業への温度感の高さを感じています。
② 楽天経済圏への対抗
診断士的に見ると、この提携は楽天対抗策の一つです。
| 楽天 | ドコモ |
|---|---|
| 楽天市場 | Amazon |
| 楽天ポイント | dポイント |
| 楽天モバイル | ドコモ |
楽天は「通信×EC×金融」を一体化させています。
ドコモはこれに対抗するため、自前でECを育てるのではなく、Amazonと組む選択をしました。
👉 スピードと確実性を優先した戦略判断です。
最近では、住信SBIネット銀行を子会社かしましたね。
ドコモの金融事業の成長は今後も続くでしょう。
【現役ドコモスタッフ視点】現場ではどう見ている?
正直な話:めちゃくちゃ合理的
現場スタッフの本音を言うと、
「Amazonと組むのは正解」
です。
理由はシンプルで、
- Amazonを使わないお客さんはほぼいない
- dポイントの使い道としてAmazonは最強
- d払い・dカードの説明がしやすくなる
特にdポイントの“出口”問題は長年の課題でした。
👉 Amazon連携で
「ポイントを貯める → すぐ使える」
流れが一気に強化されました。
dカードを訴求する上でポイントの使い道をお客様の実生活を例えて訴求できるようになったので
かなり助かってます笑
ショップ現場で起きている変化
- dカードの訴求がしやすくなった
- 「Amazon使いますか?」という会話が自然にできる
- ポイント経済圏の説明が短時間で済む
つまり、提携は現場オペレーション的にもプラスです。
ユーザーにとってのメリット・デメリット
メリット
- Amazon利用でdポイントが貯まる
- ドコモユーザーはポイント還元を最大化しやすい
- dカード・d払いとの相性が良い
デメリット
- ドコモ経済圏に依存しやすくなる
- Amazon一択になり、比較しなくなる
- 連携がうまく行かないと2重請求になる。
現場でよくあるトラブルが、既にAmazonプライムを登録している方が、
ドコモのAmazonプライムに纏めようとした際に、アカウントを作成していまい、
2重で会費の引き落としがかかってしまうです。
対処法としては
- ドコモショップで登録をする
- 既存のAmazonアカウントを確認して選択する
になります。
今後どうなる?診断士的な展望
今後は以下の動きが加速すると予想されます。
- Amazonプライム × ドコモ特典の拡充
- dポイントの“囲い込み”強化
- 通信+EC+金融の一体設計
中小企業診断士の視点では、
👉 「経済圏ビジネスの完成度をどこまで高められるか」
がドコモの成否を分けるポイントになります。
まとめ|Amazon×ドコモ提携の本質
最後に要点をまとめます。
- 提携の本質は経済圏強化
- 楽天に対抗するための合理的戦略
- 現場・ユーザー双方にメリットは大きい
通信業界は、
「回線を売る時代」から「生活を設計する時代」
に完全に移行しています。
Amazonとドコモの提携は、その象徴的な一手と言えるでしょう。



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